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名字にアイデンティティを持ち過ぎた結果、名字を変えたくなった話

結婚するにあたって、女性が名字を変えることが圧倒的に多いため、よく名字を変えることによってアイデンティティを喪失したような感覚を受けるとか、とにかく各方面の名字の変更の手続きがめんどうくさい、という話を目にする(主にTwitterで)。

私の場合、名字にアイデンティティを感じすぎていたので、名字を変えることにした。大学入学以降、ずっと、どうにもこうにも自分の行動がクズすぎて、過去を捨てたいと思った。だから、名字だけではなく、いっそ下の名前も変えてしまいたかった。下の名前の変更はまずできないので、せめて名字だけでも、というところである。

名字を変えたところで、家族や昔からの友達と断絶したわけでも、転職したわけでもなく、別人になったり過去を捨てられたわけでもない。ただ、新しい名字をつけた自分の名前は自分ではないようで、軽やかさを感じるのだ。

こういう明確な目的を持って名字を変えることにしたので、面倒ではあるものの、それなりに前向きに氏名変更の手続きを進められたように思う。

いつか、今の名前も重苦しく感じるときがくるのだろうか。そうはならないように、生きていきたい。