考え中

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女子高生のころから結婚式をあげたくなかった

高校生の頃、文化祭の準備をしていたときのことだ。どういう文脈だったか忘れたが、私は「結婚式はやりたくないなぁ」と言ったことがある。どうして覚えているかというと、私の発言の後に、一緒におしゃべりをしていた男の子から「女の子なのに」と言われて、なんだそりゃ、女なら結婚式に憧れてなきゃならんのか? と思って、印象に残っているからだ。

記憶している限り、この高校生の頃から一貫して、結婚式をやりたくなかった。とてもよい式やパーティーに参加すると、憧れる気持ちが出なくもなかったが、実現するために自分のスペックなどがたりないと思い直し、初志貫徹して結局結婚式もお披露目パーティーや飲み会もやらなかった。

理由を書き出してみると、こんな感じ。

 

1.人前でウェディングドレスを着るのが恥ずかしい

かわいい友達が着ているのを見ると、本当に素敵だなぁとしみじみするのだが、私が着ても、ねぇ……と思っていた。結局、ドレス姿の写真だけでも撮っておいたほうがいいという話になって写真を撮った。プロの力は素晴らしい。ちゃんとかわいい感じに撮っていただけた。とはいえ、自意識過剰なので、式とかパーティー形式でドレスを着るのはやっぱり嫌かな。。

 

2.友達が少ない

昔、1.5次会みたいな結婚パーティーに呼んでいただけたことがあり、新郎新婦のお互いの友人知人が集まって交流会ちっくな感じもあってとても楽しくて素敵な会で憧れを持ったのだけれど、これを実現するのに私は友達が少なすぎた……。元々交流関係が狭いのに加えて、大学、就職のタイミングで毎回土地を移動し、まめに連絡もするタイプじゃないと、人間関係が維持できない。式をあげるにしても、遠方から来て貰うのはなぁ……とか、今更連絡とるのもなぁ、とか考えてしまう。自分が友達に招待されるのはとても嬉しいのにね。

 

3.会社関係の人を呼ぶのが面倒くさい

わりと、会社の人はちゃんと職場の上司や同僚を呼んで式をあげる方が多くて、私の感覚だと結婚はプライベートなことなのでちょっとその風習はしんどいなと思った。あと、難しいのが、会社で会社外でも仲の良い人を呼びたいなと思ったときに、芋づる式に関係者を呼ばざるを得なそうで、それもしんどい。

 

4.親の対応

ちょっと気を遣わないといけないことがあって、式をあげることになったら大変だったと思う。

 

5.お金

結婚式をあげるとなると、ほぼ自分でお金を出す必要があったので、貯金はないわけではなかったけど結婚式でお金使うのは嫌だなぁと思ってしまった。あと、お祝いでお金を出す風習に対して思うところはないんだけれど、ご祝儀ありきで結婚式を考えるのは嫌で、どうしてもやるなら会費制がいいな、とは思っていた。

 

6.大人数の集まりが苦手

大人数だとコミュニケーションが希薄になるのが苦手。

 

7.花嫁からの両親への感謝の手紙など、結婚式特有の出し物?を自分ではやりたくない

感謝の手紙は絶対に無理だな、と思っていた。本音は人前で話せるような内容ではないし、建前で手紙書いて読んでも親に申し訳ないし。

 

自分で思っていたより、嫌な理由は少なかった。これらを踏まえて自分のやりたい結婚式を考えると、夫とお互いの仲の良い友達を集めて少人数で飲み会をする(平服、遠い友達の交通費等はこちらで持つ)みたいな感じになって、もはや結婚式のけの字すらなくなってしまった。

ちなみに、結婚式あげなくても、結婚のための両親への挨拶とか引っ越しとかは諸々大変で、結婚式あげる人は本当にすごいな、と思った。